バルサ次期監督に〝正真正銘のレジェンド〟シャビ氏を今夏招へいへ! 本人も就任への願望隠さず

シャビ監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナがチーム再建へ向けて、クラブのレジェンドで現在はカタール1部アルサッドを率いるシャビ監督(41)の招へいに乗り出す。

バルセロナは16日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(フランス)にホームで1―4の惨敗を喫し、以前からくすぶっていたロナルド・クーマン監督(57)の解任論が高まっている。

そうした中、スペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「クーマンは、バルセロナで夏以降は継続しない。シャビが後継者になる」と報じ、今季終了後にシャビ監督に交代する見通しを示した。

シャビ監督は現役時代にバルセロナでユースから育ち黄金時代を築いた正真正銘のレジェンド。現役最後に所属したアルサッドでそのまま指導者に転身したが、かねて待望論が根強かった。バルセロナではクーマン監督の手腕が疑問視されており、チームが過渡期のため再建へ向けて満を持して復帰を要請することになりそうだ。

シャビ監督も17日に掲載された国際サッカー連盟(FIFA)とのインタビューで「私はバルセロナと現在の監督であるクーマンを本当に尊敬している」としつつも「誰もが私をバルセロナのコーチと見なしている。私は真実を隠したくない。もちろん、私はバルセロナの監督になりたい」と古巣の指揮官への就任願望を明言。「将来何が起こるか見てみよう」と今後の去就に含みを持たせた。

バルセロナの次期会長選では主要候補者が揃ってシャビ監督の招へいを掲げており、いよいよ名門でシャビ政権の誕生がカウントダウンに入った。

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