欧州CL決勝で最大37500人集客の可能性 コロナ禍最大の観客動員か

アタテュルクオリンピックスタジアム(ロイター)

今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(5月29日、トルコ・イスタンブール)で、新型コロナ禍ではスポーツイベントとして最大となる3万7500人の大観衆を動員する可能性が出てきた。

感染拡大防止のためサッカーをはじめとしたスポーツイベントでは無観客や人数を厳しく制限した試合開催が続いているが、英紙「デーリーメール」は「ファンが今季のCL決勝に戻り、イスタンブールのアタテュルクオリンピックスタジアムで3万7500人の収容が許可される可能性がある」と報じた。

同紙によると大会を主催する欧州サッカー連盟(UEFA)と政府や関係省庁との交渉が進んでおり、最大で7万5415人を収容するスタジアムの30~50%の収容率にあたる2万2500人~3万7500人の間で観客動員計画が調整されているという。

2月7日に米フロリダ州タンパで行われたアメリカンプロフットボールリーグ(NFL)の年間王者を決める試合「スーパーボウル」で2万4835人の観客が動員されて注目を集めたが、それを上回る集客イベントとなるかもしれない。

最大でも収容率の50%を上限とするとはいえ、トルコでも新型コロナ禍が猛威を振るう中で、賛否両論が沸き起こりそうだ。

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