県内各地で積雪 長崎4センチ、事故相次ぐ 交通にも乱れ

雪の中、通学する児童=18日午前7時39分、長崎市花園町

 九州北部に強い寒気が流れ込み長崎県内は18日、各地で雪に見舞われた。県警によると、18日正午までの12時間にスリップなど雪に関する交通事故が県内全域で152件発生。バスが運休するなど交通が乱れた。
 長崎地方気象台によると、雲仙岳で8センチ、長崎で4センチの積雪を観測した。冬型の気圧配置の影響で冷え込み、各地の最低気温(午後4時現在)は対馬市鰐浦マイナス3.3度、島原マイナス1.5度、大村マイナス1度、長崎と佐世保マイナス0.7度-など。
 雪の影響で長崎自動車道と長崎バイパスが一時通行止めになり、長崎市と諫早市や大村市を結ぶ県営バスの高速シャトルバスは終日運休となった。長崎バスも長崎市内を走る路線バスの一部区間で一時運行を見合わせた。JR九州によると、長崎線と佐世保線で運休や遅延が発生。本土と離島を結ぶジェットフォイルや空の便も欠航が相次いだ。
 同気象台は雪や路面凍結による交通への影響に引き続き注意を呼び掛けている。

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