オークス馬エイシンサニーが死ぬ「献花台などを準備させて頂く予定をしております」

90年オークスを制したエイシンサニー

90年のGIオークスを制したエイシンサニーが17日、繋養先の北海道浦河郡浦河町上絵笛の栄進牧場で死んだ。34歳。通算成績は20戦4勝。

同馬は89年に小倉でデビュー。3歳時(現表記2歳)は9戦して2勝も、4歳になってから紅梅賞2着、エルフィンS3着後、4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)で重賞初制覇。桜花賞ではアグネフローラの前に4着敗退も、オークスでは見事にクラシック制覇を成し遂げた。

その後は勝ち鞍を挙げられず、91年の目黒記念10着を最後に引退。引退後は繁殖馬として愛知杯、関屋記念ともに2着のエイシンハリマオーを送り出した。

栄進牧場代表取締役・平井宏承氏「エイシンサニーはファンも多く、34歳という高齢にもかかわらず元気に過ごしておりましたが、このたび天寿を全うして永眠しました。皆様の長年のご愛顧に感謝致します。雪解けの春には、ファンの方々にお参りいただけるようにたてがみなど額装して献花台などを準備させて頂く予定をしております。整いましたら、またご連絡させて頂きたいと思います。以上、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」

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