開幕投手に決定の鷹・石川柊太 工藤監督に呼ばれ「あれ? 何かやらかしたかなと」

ソフトバンク・石川柊太【写真:代表撮影】

工藤監督から「わかっていると思うけど…」、初の大役「実感はわかない」

ソフトバンクの工藤公康監督が19日、今季の開幕投手を石川柊太投手に託すことを発表した。昨季に最多勝と勝率第1位の2冠に輝いた石川にとって、初の大役となる3月26日のロッテ戦(PayPayドーム)に向かう。

昨季の石川は11勝3敗で千賀滉大とともに最多勝利のタイトルを獲得。また勝率.786で勝率第1位にも輝いた。投手3冠の千賀、昨年の開幕投手・東浜巨の出遅れはあるが、石川はその実力で開幕投手の座をつかんだ。

昨日、工藤監督から急に監督室に呼ばれた石川は「あれ?何かやらかしたかな」と、思わず自分の行動を振り返ったという。そこで「わかっていると思うけど……」と、開幕を任せることを告げられた。

「正直、実感はわかないというか……。これまでも1日、1日責任と自覚を持ってやってきたつもりなので。チームの第1戦という重みは間違いなくあるでしょうし、嫌でもそれを感じるんじゃないかと思いますが、未知数なのでわからないです」

初の規定投球回到達を目標に掲げている石川にとっては、またとない後押しにもなるだろう。「(先発の)軸としてやっていかないといけない。でも、その気持ちは今までと変わらない。やれることをやるだけです」と、どこか飄々と語る様子はいかにも石川らしい。育成出身でプロ8年目につかんだ晴れのマウンドに向け、準備を整えていく。(Full-Count編集部)

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