VERSTA=ジュサラ椰子森林農法セミナー=24日にオンライン開催

セッチ・バラス市の山丸氏の農場で育ったジュサラ椰子

セッチ・バラス市の山丸氏の農場で育ったジュサラ椰子

 アグロフォレストリー(森林農法)の普及活動をするNPO法人「VERSTA」(東京都所在)は、24日9~12時にサンパウロ州セッチ・バラス市コミュニティセンター及びオンライン上で「第7回ジュサラ椰子AFプロジェクト啓発セミナー」を開催すると発表した。
 このプロジェクトは、2014年に開始されたもの。サンパウロ州などの大西洋岸森林(マッタ・アトランチカ)の保全再生と小農支援を目的に、ジュサラ椰子樹を主体とした小農の森林農法推進形成事業だ。
 同セミナーは毎年、同市ハポザ村日伯文化協会会場で行われているが、今年はコロナ災禍によりセッチ・バラス市役所にオンライン設備を設置しセミナーを開催する。
 当日は、同団体の小野瀬由一専務理事が「VERSTA支援活動の現状と今後の計画について」を講演し、NPO団体グリーンイニシアティブのロベルト・レセンジ理事長は、「ブラジルにおけるグリーンオフセットについて」を、サンパウロ連邦大学サントス校のヴェリジアナ・ヴェラ・デ・ロッソ教授は「ジュサラ椰子果実などの栄養成分について」、セテバラス農協のオオタ・ジルベルト・デ・オリベイラ専務理事は、「ジュサラ椰子果実ポルパの現状と今後の課題について」を予定している。
 当日、在サンパウロ総領事館桑名良輔総領事によるビデオメッセージも放送予定。参加費無料。オンライン参加の登録リンク(https://bit.ly/2LOKol4)まで。

ラポザ村の山丸氏が再生した森の茶園
ジュサラ椰子プロジェクトの看板
販売されている森のお茶

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