長崎県警人事　刑事部長に山口善之氏　長崎署長は北村秀明氏

　長崎県警は19日、春の定期人事異動を内示した。刑事部長には警視正昇任含みで山口善之警務部首席参事官兼警務課長を起用。警視正では生活安全部長に、九州管区警察局（九管局）に出向中の井手孝志九管局通信庶務課長、長崎署長に北村秀明首席監察官が就く。組織改編では教養課を警務課に統合し、ハラスメント防止対策などを担う所属長級の「政策調整官」を新設する。異動者総数は1254人（前年比114人減）。発令は一部を除き3月19日。
　交通部長に、県に出向中の荒木秀県危機管理監、警備部長に杉町孝警務部首席参事官兼外事課長、首席監察官に川口利也監察課長を、いずれも警視正昇任含みで登用する。
　警視のうち地域部長に池園直隆浦上署長、警察学校長に平田泰範生活安全企画課長を任用。警務部首席参事官には警務課長兼務で平戸雄一会計課長、平井隆史刑事総務課長、鷺池満治時津署長が就く。多田浩之公安課長は県知事部局に出向し県は19日、危機管理監に充てる人事を発表した。
　主な本部所属長には、総務課長に車康之警備課長、監察課長に山崎博之平戸署長、生活安全企画課長に宮下直樹島原署長、捜査1課長に宮崎和久人身安全対策課長らが回る。
　署長のうち浦上署長に松岡隆交通企画課長、時津署長に黒岩茂久通信指令課長、諫早署長に杉本正彦地域課長、島原署長に江口麿貴一生活環境課長らが就く。
　退職予定者は福山康博生活安全部長、池田秀明刑事部長、森崎辰則交通部長ら。
　組織改編で、初動態勢の充実を図るため長崎署や佐世保署などに「捜査支援課」と「交通特命捜査係」を新設。警備課に「危機管理対策室」をつくり、災害対応のほか、警察業務中の新型コロナウイルス感染防止対策のため関係機関との調整にも当たる。