沖縄割り当ては1万6380回分 医療者向け新型コロナワクチン

 【東京】新型コロナウイルス感染症対策でワクチンの総合調整役を担う河野太郎沖縄担当相は19日の会見で、3月から発送する、医療従事者向けの米ファイザー製ワクチンの都道府県別出荷箱数を明らかにした。沖縄への割り当ては14箱で、最大で接種1万6380回分に当たる。

 最初のワクチン発送は計千箱が予定されている。3月最初の週に全国に500箱、その翌週にさらに500箱が追加発送される。このうち、沖縄には前半に7箱、後半に7箱が届く予定だ。1箱には195瓶が梱包(こんぽう)されており、1瓶で最大6回の接種が可能という。

 河野氏は、来月24日に、各都道府県からワクチンの配布予定先の報告を受けるとし「再来週早々から、このワクチンをお届けし、医療従事者向けの接種をスタートしていきたい」と述べた。ワクチンは2回の接種が必要だが、今回発送するのは1回目分で、現在、2回目分のワクチン到着を待っている状態であることも明かした。

 河野氏は「このワクチンで1回目の接種を受けた方が、3週間たって2回目を確実に打てるように、次の千箱のワクチンを改めてお届けをしたい」と述べた。

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