女子プロレス「アイスリボン」20日の後楽園ホール大会で、前ICE×∞王者の鈴季すず(19)が「決意のハードコア七番勝負」第1戦で「ヤンキー二丁拳銃」の宮本裕向(38)に挑んだ。
先月23日に藤本つかさ(37)に敗れてベルトを失った際、今後やりたいこととしてデスマッチ、ハードコア戦を熱望。七番勝負が決まり、対戦相手として真っ先に名を挙げた宮本との激突が実現するも〝デスマッチ・ヤンキー〟の壁は高い。
序盤に自らがぶちまけたバケツ一杯の鈴の上にKUBINAGEで叩きつけられると、パイプ椅子を重ねた上へのブレーンバスターで悶絶。急所攻撃から、ラダー上からの雪崩式ブレーンバスターで意地を見せたが、最後はムーンサルトプレスに沈んだ。
試合後のマイクで宮本に「最終戦でもう一回やってやる」と言われ、悔しがる鈴季は2人目の相手として「FREEDOMS」の佐々木貴(46)をビジョンで発表。
バックステージでは倒れ込んで号泣しながらも「勝ちたかった。(もう一回と言った宮本が)何かを感じてくれたのか、物足りなかったのか分からないが、誰かを必ず倒して、宮本裕向も倒します」と前を向いた。
この点について宮本は「半々。最初と最後では絶対違うので、また気持ちを感じたい」と明かして控室に消えた。