指導終了の中日・立浪臨時コーチ ラストは福留復活に太鼓判「正直まだできるなと思った」

中日・福留(右)にアドバイスする立浪臨時コーチ

中日・立浪和義臨時コーチ(51)が20日、今季の福留孝介外野手(43)の復活に太鼓判を押した。

沖縄春季キャンプ初日の1日から20日間にわたり、精力的に身振り手振りを交えて5年目の京田、3年目の根尾、2年目の岡林ら若手を中心に、打撃指導を行ってきたが、20日に指導期間を終え、チームを離れた。

この日は同じPL学園出身で二軍・読谷キャンプスタートの福留が一軍の阪神戦(北谷)に出場するとあって、北谷組に合流。試合前にティー打撃のトスを上げながら打撃指導を行った立浪は「あれぐらいの実績を残した選手に、おそらく誰もなかなか打撃のことを言えるコーチも少ないのでは。自分は先輩後輩という関係もあるので」と遠慮はなし。具体的に「速いボールに対して負けまいと体を振ってしまうこと。トップの位置が少し背中の方に入っているので、もう少し懐ができればバットがスムーズに出るのでは」などとアドバイスしたという。

その上で福留について「今年44歳になる中でまだ野球がやりたい、まだ挑戦したいという思いで、しっかりしたスイングをしている。今日のスイングを見ていて、正直まだできるなと思った」と今季の活躍を予言する。

ミスタードラゴンズから褒め言葉と指導を受けた福留は「それは本当にありがたいですし、いろんな話をさせていただいので、それを明日以降にいろんなことを試しながらやっていけたらいいなと思う」と感謝する。

立浪臨時コーチの任期最終日に駆け込みでPLコンビの共演が復活したことで今季の福留の打棒復活も間違いなしとなるか。

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