大坂なおみのスピーチ力UPが話題 3年前とは別人

大坂なおみ(ロイター)

テニスの全豪オープン女子シングルス決勝(20日、メルボルン)を制し、2年ぶり2度目の全豪女王に輝いた世界ランク3位の大坂なおみ(23=日清食品)のスピーチ力向上が、現地で話題になっている。

オーストラリアの「ニュース・ドット・コム」は、大坂がツアー初優勝を遂げた2018年BNPパリバ・オープンでのスピーチと、今回のスピーチを比較した記事を掲載。今や女子テニス界をけん引する存在になった大坂について「今回の成熟したスピーチに、成長が現れている」と絶賛した。

3年前のスピーチは「ハロー、私はなおみ…」と、自己紹介で始まる異例の展開。対戦相手への感謝を忘れ「しまった」と慌てて言及し、何度も「何か忘れてないかな」と口にするグダグダぶりで、「史上最悪のスピーチになりそう」と自嘲した。

しかし今回は、ライバルへの賞賛はもちろん、大会関係者やファンへの感謝を大坂らしさを交え堂々と話した。同記事では「ブレイディに対する彼女の賞賛は思慮深く、本物。観客に対する感謝は最高の締めだった」と成熟したスピーチをほめちぎっていた。

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