F1各チームの新車テスト計画:レッドブルはシルバーストン、フェラーリはバーレーンでフィルミングデーを実施か

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 レッドブル・レーシングが、2021年型F1マシン『RB16B』の発表会の翌日、イギリス・シルバーストンで同マシンのシェイクダウンを行うプランを立てているようだ。

 ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載する『RB16B』の発表会は2月23日に実施される。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが新車で走り、それによってチームがわずか3日間のプレシーズンテストを前にシステムチェックを行う機会を得るため、24日にフィルミングデーを設定しているようだ。フィルミングデー走行の場合、走行距離は100km(シルバーストンでは16周)に限られる。

 さらに、レッドブルは、来週初めにはシルバーストン入りし、新加入したペレスを旧型車に乗せることも考えているといわれる。月曜か火曜の天気の良い日に、2018年型トロロッソを使用して、ペレスにチームの手順やパワーユニットの特性について知る機会を与えるという計画だ。ペレスは2014年からのハイブリッド時代を通して、メルセデスのパワーユニットでしか走ったことがなく、ホンダ製パワーユニットの特性について理解を深めていくことは、彼にとって重要なことだ。

セルジオ・ペレスがレッドブル・レーシングのファクトリーで作業を開始

 シルバーストンで事前テストを計画しているのはレッドブルだけではない。同サーキットそばにファクトリーを持つアストンマーティンF1チームは、新車発表直前の3月1日と2日にフィルミングデーとしての走行を実施しようとしている。この間、今年加入したセバスチャン・ベッテルが移籍後初の走行を行い、チームメイトのランス・ストロールもステアリングを握ることになるだろう。

 一方、公式テストと開幕戦の舞台であるバーレーンで事前テストを行う計画を立てているチームもある。フェラーリはプレシーズンテスト前日、3月11日にフィルミングデーを行おうとしている。新車のシェイクダウンは来週フィオラノで行い、そこでシステムチェックをし、シャルル・ルクレールとカルロル・サインツJr.にニューマシンの感触を味わわせる。だが、本格的な走行を行う場所としては、安定した天候が期待できるサーキットを選んだようだ。

フィオラノで2018年型マシン『SF71H』をドライブしたカルロス・サインツJr.

 ハースF1チームもバーレーンで2日間のフィルミングデーを行う予定だ。彼らの場合は、そうせざるを得ない事情がある。パンデミック下の移動制限の影響で、フェラーリの技術者がイギリスのファクトリーを訪れることが難しく、バンベリーでマシンの初始動を行うことができないのだ。

 そのためハースは、『VF-21』のファイアアップをバーレーンで、テストが始まる何日か前に行うことを決めた。そのタイミングであれば、チームメンバーが現場に揃っており、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンに走行の機会を提供することもできる。