21日(日)は、西日本や東日本を中心に2月とは思えないほどの暖かさとなり、昼間は初夏のような陽気になる所もありそうだ。一日の中での気温差と花粉には注意が必要となる。
西・東は昼間は上着が邪魔になる暖かさ
21日は、西日本や東日本は南から高気圧に覆われ、暖かな空気が流れ込んでいる。このため、朝から広い範囲で晴れていて、気温が早いペースで上がっている。
午前11時までの最高気温は、日向(宮崎)21.8℃、延岡(宮崎)21.5℃、上里見(群馬)21.4℃など、関東でも今年初めて20℃を超えた。
このあと昼過ぎにかけてはさらに気温が上がる所もあり、最高気温は、福岡23℃、大阪19℃、名古屋20℃、東京23℃など、今年一番の暖かさの所が多く、暖かいを通り越して暑いと感じるくらいの所もありそうだ。
この暖かさと沿岸部を中心に南寄りの風が強く吹く所もあるため、花粉が非常に多く飛ぶ地域もある見込み。洗濯物は良く払って取り込むなどの対策を心掛けたい。
また、朝と昼との気温差が15℃以上と大きくなる所もあり、夜にかけても気温差がやや大きくなる見込み。服装などで気温差を上手く調節する必要もありそうだ。
北日本は寒さが戻る所も
一方、北日本には寒気が流れ込んでいる影響で、気温の上がり方が鈍く、北海道では午前11時現在でも氷点下の所が多くなっている。このあともあまり上がらず、北海道を中心に土曜日よりも5℃前後大幅に低くなる見込み。
また、北日本では一部で雪や雨が降っていて、北海道では、局地的に大雪やふぶきのおそれもある。雪や雨は午後にかけては止む傾向だが、なだれや路面の状況などには注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)