【MLB】ジャイアンツが山口俊とマイナー契約 招待選手でスプリングトレーニング参加へ

ジャイアンツとの契約が正式発表された山口俊【写真:AP】

ブルージェイズとの契約を1年残して自由契約になっていた

ジャイアンツは20日(日本時間21日)、ブルージェイズを自由契約となっていた山口俊投手とマイナー契約を結んだことを発表した。MLB公式などによると、山口は今後スプリングトレーニングに招待される。

地元紙の「サンフランシスコ・クロニクル」などの報道によると、メジャー出場の前提となる40人の枠に入れば、メジャー契約に切り替わる「スプリット契約」になるとみられる。今季の年俸317万5000ドル(約3億3500万円)は、ブルージェイズ側が負担するという。

山口は巨人からポスティングシステムを利用してブルージェイズに移籍し、1年目の昨季は17試合に登板して2勝4敗、防御率8.06。プレーオフのメンバーから外れていた。今月10日(同11日)に出場選手登録の前提となる40人枠から外れ、事実上の戦力外となっていた。今季が2年契約の最終年だった。

ジャイアンツは現在、2005年に巨人でプレーしたゲーブ・キャプラー氏が監督を務める。球団ではこれまでアジア人初のメジャーリーガー村上雅則(マッシー・ムラカミ)や現ヤクルトの青木宣親、新庄剛志、田中賢介、藪恵壹ら日本人選手がプレー。山口俊はNPBで「読売ジャイアンツ」でもプレーしており、日米の“ジャイアンツ”に所属する初の日本人となる。(Full-Count編集部)

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