テニスの4大大会「全豪オープン」の女子シングルスを制した大坂なおみ(23=日清食品)が歓喜から一夜明けた21日、メルボルン市内の総督官邸の庭でフォトセッションを行った。
全豪は2年ぶり2度目、4大大会は昨年の全米オープンに続く4度目の制覇となり、テニス界には「大坂時代」が到来している。いまやファッション界にも影響を与える女王はフォトセッションでも異彩を放った。官邸の芝生の上にトロフィーを置いてニッコリ、さらにはシャンパンを噴射して喜びを爆発させた。
すでに大坂には4大大会全制覇、五輪金メダルと合わせた「ゴールデンスラム」を期待する声も高まっている。ここまで4大大会制覇はハードコート(全豪2回、全米2回)のみ。芝コートのウィンブルドン選手権、クレー(赤土)コートの全仏オープンを制覇すればピースが埋まる。芝の上で大はしゃぎする最強女王は、まるで〝芝制覇〟を暗示しているようだ。