20日に行われたイングランド・プレミアリーグでサウサンプトンの日本代表MF南野拓実(26)が強豪チェルシーから価値あるゴールを奪って貴重な勝ち点1をつかんだが、この一撃が英国内で大きく称賛されている。
前半33分、MFネイサン・レドモンド(26)のパスを受けた南野はドリブルでペナルティーエリアに侵入し、巧みなフェイントでDFとGKをかわして無人のゴールに流し込んで先制した。
このシーンを見た元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏(71)は衛星放送「ビーイン・スポーツ」での解説の中で「レドモンドのパスがよかったのもあるが、私が興味深いのは、南野がGKの位置を確認するために何度頭を上げたかということだ。はっきり言えるのは2回。大きなプレッシャーがかかる場面で頭を上げて確認し、落ち着いていた。彼は芸術家になったね」と称賛のコメントを並べた。
過去にはJ1名古屋で指揮を執り、W杯では日本代表の解説を行ったこともあるように、日本人選手の特徴をよく知るベンゲル氏。アーセナルで一時代を築いた名将から見ても、南野の移籍後2点目はプレミアリーグでも上位のプレーに映ったようだ。