ロッキーズ・デズモンドが2年連続出場辞退へ 今季年俸800万ドル

日本時間2月22日、ロッキーズのイアン・デズモンドは自身のインスタグラムのストーリーを更新し、2021年シーズンの出場を辞退するつもりであることを明らかにした。デズモンドは昨季も出場辞退を選択してプレーしておらず、2年連続の出場辞退ということになる。今季限りで5年7000万ドルの契約が終了するため、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは「デズモンドはすでにロッキーズでの最後の試合を終えたかもしれない」と伝えている。

現在35歳のデズモンドは「この数ヶ月間、私はタフな会話をしてきた。多くの質問をして、多くのことを考えた。現時点では、2021年シーズンの出場を辞退することにした」と述べ、今季の出場を辞退する意向を表明。「この状況(=コロナ禍)で復帰して野球をプレーしたいという気持ちよりも、家族と一緒にいたいという気持ちのほうが大きい。これからもトレーニングを続けて、様子を見ていきたいと思う」と家族を優先した結果の決断であることを明らかにした。

メジャー11年間で5度の「20-20」を含む通算181本塁打、181盗塁を記録しているデズモンドは、2016年オフにレンジャーズからフリーエージェントとなり、5年7000万ドルの大型契約でロッキーズに加入。昨季の年俸は1500万ドル、今季の年俸は800万ドルだが、自己都合による出場辞退のため、デズモンドは2年間のサラリーを放棄したことになる。また、来季の契約は年俸1500万ドルの球団オプションとなっているが、2年間プレーしていないベテラン選手のオプションをロッキーズが行使することはないだろう。

「チームメイトにはすでに伝えたし、コーチ陣やフロントオフィスにも伝えた。彼らはみんな理解してくれたし、私の決断を支えてくれた」とデズモンド。なお、ロッキーズもデズモンドの出場辞退を認めており、球団から何らかの公式発表が行われるとみられている。

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