ブレーブスが控え野手を補強 強打のラムと1年契約で合意

日本時間2月22日、ブレーブスがアスレチックスからフリーエージェントとなっていたジェイク・ラムと1年契約(メジャー契約)で合意したことが明らかになった。ブレーブスは40人枠内の控え内野手がヨハン・カマルゴとジャック・メイフィールドの2人しかいなかったため、フリーエージェント市場での補強を検討していた。正三塁手に固定される予定のオースティン・ライリーが期待を裏切った場合、ラムの出場機会が増えることになりそうだ。

現在30歳のラムは2014年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、メジャー3年目の2016年に打率.249、29本塁打、91打点、OPS.840とブレイク。翌2017年は打率.248、30本塁打、105打点、OPS.844とさらに成績を伸ばし、オールスター・ゲームにも選出された。ところが、その後は相次ぐ故障により成績を落とし、昨年9月にダイヤモンドバックスを解雇されてアスレチックスへ移籍。昨季は2球団合計で31試合に出場して打率.193、3本塁打、10打点、OPS.635という成績だった。

ブレーブスの内野陣のうち、一塁フレディ・フリーマン、二塁オジー・アルビーズ、遊撃ダンズビー・スワンソンの3人は不動のレギュラーと呼べる存在。しかし、23歳のライリーはまだ1年を通して三塁のレギュラーを務めた経験がなく、不安が残る。右打ちのライリーを左打ちのラムと両打ちのカマルゴが「代打要員兼控え三塁手」としてサポートしていく形が予想される。

また、ブレーブスはパブロ・サンドバルやジェイソン・キプニスといったベテラン内野手とマイナー契約を結んでおり、彼らも控え内野手として開幕ロースター入りを狙っている。ラムはサンドバルとポジションが被る(三塁手兼一塁手)ため、ラムにとって開幕ロースター入りに向けた直接のライバルは2012年ワールドシリーズMVPのサンドバルということになりそうだ。

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