セブン店員、客の独り言を聞き逃さず…直感で通報、詐欺阻止 客は通報を断ったが、店員は助けるために通報

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右から勝島慎一署長、利根川理恵さん、勝田真理子さん=東松山署

 架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして埼玉県の東松山署は16日、セブンイレブン吉見久保田店(オーナー・番場誠さん)、パート店員利根川理恵さん(46)、同勝田真理子さん(46)に感謝状を贈った。

 2月4日、吉見町在住の70代女性が同店を訪れ、「振り込みをしたい」と訪れた。勝田さんが「振込用紙がないと受け付けできない」と説明すると、いったん店外に出て電話した後、再度入店。今度はATM(現金自動預払機)のそばで「よく分からない」と独り言。利根川さんが「何の振り込みですか」などと聞くと、「商品の購入」「旅行代金」などと話が二転三転したことから「警察に連絡しては」と勧めたが、女性は通報を断った。

 しかし、女性の様子から特殊詐欺を疑い、警察に通報。女性は再び店外で電話していたが番場オーナーが横に立ち警察官が来るまで待ってもらった。その後、同署員が女性の携帯の通話履歴、メモ内容から架空請求詐欺と判明、約30万円の被害を未然に防いだ。勝島慎一署長から感謝状を受け取った利根川さんと勝田さんは「(詐欺被害を)防げて良かった」と笑顔を見せた。