ほんのり淡い明りに楽しさ映える ひで房がオブジェで金賞 琉球ランタンフェス

 【読谷】手作りランタン37作品の中から最優秀を選ぶ、ランタンオブジェコンテストの受賞者発表が21日、沖縄県読谷村高志保の体験王国むら咲むらであった。コンテストは、同会場で開催中の「よみたん夜あかりプロジェクト・琉球ランタンフェスティバル」(主催・読谷村地域活性化連携体、共催・琉球新報社)の一環。来場者の投票で金銀銅賞を決めた。金賞には、しっくいシーサーの製作・色付けを手掛ける手作り工房ひで房=読谷村=の職員による「ブーブー一族」が選ばれた。

 同作品は、しっくいでできた読谷村のイメージキャラクター・よみとん約30体が、一つ屋根の下に集い楽しげに飲食したり、三味線に耳を傾けたりする様子を表現した。代表の比嘉秀敏さん(68)によると、1カ月かけて職員3人で仕上げたといい「コロナ禍で人が集まれない中、少しでも作品を見てにぎやかで楽しい気持ちになってほしいという思いを込めた」と述べた。

 銀賞は神田英一郎さん=沖縄市=の「さよならシャンシャン」、銅賞は植田莉彩さん=読谷村=の「キャンプファイヤーに願いを込めて」が選ばれた。金銀銅賞の他、村内企業を中心とする14社がそれぞれ特別賞を選んだ。フェスティバルは3月28日まで。

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