女子テニスの世界ランキングが22日に更新され、全豪オープン(メルボルン)を制し、4大大会4勝目をマークした大坂なおみ(23=日清食品)が世界ランク2位に浮上した。一方で、今大会準々決勝で敗退し、これまで4大大会が1勝のみのアシュリー・バーティ(24=オーストラリア)が1位をキープし、物議をかもしている。
バーティの地元・オーストラリアでは「大坂なおみが優勝したのにバーティが世界トップをキープしたことで、偽世界NO.1のレッテルを貼られた」(ヤフー・スポーツ)「バーティは偽の世界NO.1。テニスはそれを知っている」(ニュース・ドット・コム)と報道した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、従来52週で計算しているランキングポイントは、2019年3月からの結果を反映する形になった。記事では、4大大会タイトルが19年全仏オープンの一つで、出場試合数が少ないバーティが恩恵を受けた形だが、疑問の声があることを報道。米ニューヨーク・タイムズのクリストファー・クラリー記者の「バーティがまだ世界ランク1位を保持しているのは現状とシンクロしていないように思える」というツイートに「大坂なおみが1位だと思う」「バーティとなおみがまだ1300ポイントも離れているなんて」などという声が続いたことなどを取り上げ、地元スターの受難を報じた。