プロ野球解説者・山﨑武司が語る「1軍に残るための条件」

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東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月～金17:15～19:00)2月18日の放送で、山﨑武司氏が、根尾昂選手についてコメントした。練習試合で3試合連続ヒットを放った根尾について「ここでヒットが出ないと気持ちも落ちてしまう。ヒットが出ることで前向きになれる。本人も言っているように『まだまだ、こんなもんじゃない』と思っていることはすばらしい」とした。

山﨑氏は「（根尾は）オープン戦でも、ちょくちょく使われると思う。そこで何とか結果を残していけば、2軍に落とされることはない」としたが「（野球に長く携わっていると）首脳陣が『こいつ、結果を出しているから、2軍に落とせないな』と思うときがある。そういうときに、敢えて、いいピッチャーに当てることがある」と続けた。

1軍枠争奪戦は、開幕前のキャンプから激しく行われる。首脳陣が、2軍行きの理由を作るために、結果を出している選手をエース級の投手と対戦させることがあるというのだ。山﨑氏は「でも、それを跳ね返したら、文句なく1軍。誰でもそういうときがある」と話した。

さらに「キャンプからオープン戦にかけて、いい結果を残して『これだったら1軍に残れるかな』と思ったときに主力投手が出てくる。その試合でスタメンに入れられて、エース級のピッチャーに完璧に抑えられると『まだまだ1軍の壁は厚いぞ。2軍へ行ってこい』となる。その1試合で打てなかったことが判断材料となることがある厳しい世界」。

「オープン戦終盤に結果を出せれば1軍。出せなければ2軍。そこを超えていかないとレギュラーの座はつかめない。これから日に日にピッチャーのレベルが上がってくる。そこでどういう結果を残すか。さらに言えば、凡打の内容も選考材料になってくる。同じ凡打でも、変化球に対応できているかなど、成長がみられるかどうかも重要。同時に、それを見抜くコーチの技量も問われる」と、首脳陣にも言及しながら、根尾だけでなく、生き残りをかけた選手たちについて語った。

※放送情報は変更となる場合があります。