女性暴行でJ1仙台解雇のMF道渕諒平 韓国2部の忠南へ移籍

仙台時代のMF道渕諒平

あの暴行選手が韓国に活躍の場を移した! 昨年10月に知人女性への暴行を報じられ、J1仙台との契約を解除されたMF道渕諒平(26)が、韓国2部(Kリーグ)忠南へ移籍。22日に忠南が発表した。

クラブ公式ホームページ(HP)は道渕の獲得を発表するとともに「主に右MFとしてプレーし、スピードを生かして相手側を崩すプレーが特徴。状況に応じて、直接ゴールを決める能力も備えている」と紹介した。

その上でチームは兵役期間中のサッカー選手をプレーさせていた警察庁のクラブであるため、甲府時代の2017年にも別の知人女性を殴るなどの暴行容疑で逮捕されていた道渕と同じく加入を発表した蔚山時代の昨年に飲酒運転を犯したDF李尚珉(23)の獲得理由も公式HPでこう説明した。

「2選手を迎え入れるにあたり、クラブ内部で多角的に検討した上で決定した。社会的な問題を起こした過去は否定できないが、トレーニング期間中に選手たちの態度を継続的に見てきた。面談を通じて選手の確実な変化を感じ、選手とクラブの品位を落とす行為をしないという確信が持てたので契約に至った。選手本人も過去の過ちを反省し模範になるように努力すると話していた」

新たなスタートを切る道渕は、まず自身のプレーで更生をアピールしたいところだ。

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