<レスリング>草の根レベルで普及に尽力! 井上智裕選手(FUJIOH)が2.28「マイナー競技認知度爆上祭」(東京・町田市)でレスリングをアピール

 

33歳にして現役を続け、普及にも尽力する井上智裕選手(FUJIOH)。普及イベントに参加する

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック5位の井上智裕選手(FUJIOH)が、レスリングの普及を目指し、2月28日(日)に東京・町田市で行われる「マイナー競技認知度爆上祭」に出演し、レスリングの魅力を多くの人にアピールする。

 オリンピックでは金メダルを量産するがゆえに脚光を浴びるレスリングだが、競技人口、大会での観客数、オリンピック以外でのメディアへの露出などでは、「メジャー」とは言い難い。

 このほど、ボートや女子フェンシング選手等のトレーナーとして活躍している渡邊史郎氏が「さまざまな競技の魅力と、その感動を伝えたい」という気持ちから実行委員会を立ち上げ、31競技の選手や関係者が賛同してイベントが実現。実際の練習を見せ、選手にふれることで、それぞれの競技の魅力をアピールし、普及広報への貢献を目指す。

 同委員長は「アスリート達の情熱やひたむきさに心ふれられ感動がある一方で、競技自体の認知度が低いために、世間に知られずに引退していく選手が多いことを日頃から非常に残念に感じていました。さまざまな競技の魅力と、その感動を伝えたい」と、イベント開催の動機と意義を話す。

 井上選手は、リオデジャネイロ・オリンピック後も現役を続けている。東京オリンピック出場はならなかったが、今後も自身の挑戦を続ける一方、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターに動画による技の解説を随時掲載するなど、レスリングを多くの人の目にふれさせることで競技の普及へも熱い気持ちで取り組んでいる。

 今回のイベント出展に際し、「私が子供の頃と比べてレスリングの認知度や競技人口は増えているけれど、まだまだレスリングを会場で見ていただけることが少ない。それはルールを知らないから、見ても分からないということ。実際に全日本選手権では観客席がガラガラで寂しく感じる。今回のイベントでレスリングのルールを知ってもらい会場で見ていただけたらと思い、出展することに決めました」と話す。

 「コロナ禍なので実際に体験していただくのは難しいですが、分かりやすいルールの資料や動画などで認知度を上げ、1人でも2人でも会場に観に来ていただけたらうれしいです」との思いで、草の根レベルでのレスリングの普及広報を目指す。

 オリンピック競技では、ホッケー、水球、ボート、ハンドボールが参加。他に、アルティメットやパデルなど一般には知られていない競技からも参加があり、それぞれの競技に必死に取り組む関係者の情熱にふれる機会でもある。会場に来られない人のためにオンラインでの視聴もできる。

日時:2021年2月28日(日)11:30~17:00
会場:町田パリオ4階(小田急線・JR町田駅直結)
〒194-0022 東京都町田市森野1-15-13
(小田急線 町田駅 徒歩2分)

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