女性登用、沖縄県知事が「応援宣言」 環境整備や不安対策に意欲

 組織内の改革や社会の意識改革を図り、県全体の女性の登用を推進しようと、玉城デニー沖縄県知事は22日、「女性力を積極的に活用します」など3項目を盛り込んだ「Womanちゅ(うーまんちゅ)応援宣言」を出した。

 県の管理職に占める女性の比率は2020年1月1日時点で14.7%、委員会や審議会に占める女性委員は同年4月1日時点で29.9%にとどまる。

 女性の管理職登用が進まないことに、玉城知事は「女性がそのようなポストで仕事をする場合に男性以上の努力をしないと、仕事を継続できない家庭や社会の事情があったと思う」と述べた。

 その上で出産・育児休業後に復帰しやすい職場環境の整備、ストレスを抱えないようなサポート作りに意欲を示したが、具体的な取り組みについて説明はなかった。

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