東北新幹線「仙台―一ノ関間」運転再開 24日に全線復旧

©株式会社河北新報社

仙台―一ノ関間で運転を再開した東北新幹線。残る運休区間の那須塩原―仙台間は24日始発に再開し、全線復旧する予定=22日午後1時40分ごろ、仙台市青葉区花京院

 宮城、福島両県で最大震度6強を記録した13日深夜の地震で那須塩原-一ノ関間で運休していた東北新幹線は22日、仙台-一ノ関間の運転を再開した。24日始発からは那須塩原-仙台間を再開して全線復旧する予定で、JR東日本は当面は列車本数を通常の8割程度で運行する。
 一部再開に、仙台駅では利用客が安堵(あんど)の表情を見せた。仙台市に新幹線通勤する登米市の会社員猪股栄治さん(59)は、高速バスの利用や出社前日のホテル宿泊でしのいできた。「高速バスは約2時間かかる。新幹線は約25分で済むので再開は大変ありがたい」と歓迎した。
 「一ノ関まで在来線で行く予定だった」と話すのは神奈川県の自営業福田晴彦さん(54)。北海道函館市への出張のため航空機で仙台入りして前泊したといい、「再開して非常に楽になった」と喜んだ。
 JR東日本によると、地震の影響で新白河-古川間で線路脇の電柱20カ所が折れたり傾いたりしたほか、高架橋の柱10本が損傷し、復旧作業を進めていた。24日以降も当面は速度を落として臨時ダイヤで運転し、東京-仙台間の所要時間は1時間ほど増える。

東北新幹線が一部再開し、JR仙台駅新幹線中央口改札前を利用客が行き交った=22日午前7時30分ごろ