38歳・秋信守がSKワイバーンズと契約 KBO史上最高年俸との報道

日本時間2月23日、レンジャーズとの7年契約が満了してフリーエージェントとなっていた秋信守(チュ・シンス)が韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズと1年240万ドルで契約したことが明らかになった。秋は釜山高校から直接マリナーズに入団してプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせており、KBOでプレーするのは今回が初めてとなる。母国リーグへの加入により、東京五輪で韓国代表の一員に選出される可能性も出てきた。

現在38歳の秋は2000年8月にマリナーズと契約し、2005年にメジャーデビュー。しかし、当時のマリナーズはイチロー、ランディ・ウィン、ラウル・イバニェスらで外野の両翼が埋まっていたため、秋に多くの出場機会が与えられることはなく、2006年7月にトレードでインディアンスへ放出された。

インディアンス移籍3年目の2008年に94試合で打率.309、14本塁打、66打点、OPS.946と頭角を現し、翌2009年からレギュラー定着。パンチ力と選球眼を兼ね備えた好打者として活躍し、2013年に1年間だけレッズでプレーしたあと、7年1億3000万ドルの大型契約でレンジャーズに加入した。

レンジャーズでは全盛期ほどの活躍を見せることはできなかったものの、2015年から5年連続で出塁率.357以上を記録し、20本塁打以上のシーズンも4度。2018年にはメジャー14年目にして初のオールスター・ゲーム選出を果たした。昨季は33試合に出場して打率.236、5本塁打、15打点、OPS.723に終わったが、4月に球団傘下のマイナー選手190人に1000ドルずつ寄付したことが話題に。メジャー16年間の通算成績は1652試合で1671安打、打率.275、218本塁打、782打点、157盗塁、出塁率.377、OPS.824となっている。

なお、年俸240万ドル(=2億7000万ウォン)はKBO史上最高年俸であることが報じられている。

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