【大相撲】鶴竜 腰の状態「良くなっている」も新たな不安「めちゃくちゃせきが出る」

テッポウで汗を流した鶴竜

大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で進退がかかる横綱鶴竜(35=陸奥)が23日、国技館の相撲教習所で行われた合同稽古4日目に参加した。

3日目に続いて相撲は取らず、ぶつかり稽古で胸を出すなどして調整。稽古後は「体を慣らしたいというのがあったので。自分の当たりはいいんだけど、相手の当たりを受けたときにね、体がどう反応できるようにと」と意図を説明した。

この日は大関朝乃山(26=高砂)、小結高安(30=田子ノ浦)、小結御嶽海(28=出羽海)らが欠席。関取衆が8人と少なく、鶴竜は「ちょっと人がいないですね。朝乃山がいたら取ろうかなと思っていたけど」とも話していた。

そんな横綱は腰の状態について「確実に良くなっている」とアピール。その一方で、心配なことも…。

「ちょっと風邪気味。せきとか鼻づまり」の症状があるようで、気温が高い日が続き花粉症かと思いきや「花粉じゃない。花粉は鼻づまりだけでしょ? たん絡んだり、せきしたりしないでしょ? めちゃくちゃせきが出る。PCR(検査)やって何もないから普通の風邪だと思う」

報道陣に「ぜんそくでは」と問われると「もしかしたら、前に一回言われたことがあるから、それもあるかなと。もう一回病院行こうかと思ってます」と語った。

3月場所では横綱として存在感が求められるだけに、一日も早い回復を願うばかりだ。

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