昨季得点王の向けた穴を埋められるか。J1柏のネルシーニョ監督(70)とDF古賀太陽(22)が23日、開幕戦(27日、ヤンマー、C大阪戦)に向けて記者会見し、昨季J1得点王でカタールに移籍したケニア代表FWマイケル・オルンガ(26)の不在に言及した。
ネルシーニョ監督は敵地での初戦に向けて「いいキャンプができた。トレーニングマッチをした中でも理想には遠いが、シーズンを戦っていく良い準備ができた」とし、レビー・クルピ監督(67)やC大阪について「戦術的、選手の個性、フィジカルと3拍子揃っているチームという印象がある」と分析した。
また、古賀はエースのオルンガがカタール1部アルドハイルに移籍したことに「前線のターゲットがいなくなったというのはある」とし「(昨季の)得点王でMVPの選手。正直、穴というか、簡単には埋められない穴と思います」と、リーグ30試合27得点のストライカー不在について率直な意見を語った。
ただ、貴重な得点源の〝流出〟にも悲観はしていない。「それ(オルンガに合わせる)以外にもできることはたくさんある。縦に速いサッカーだけではなく、自分たちがボールを保持し、主導権を取っていくことで自分たちが伸びていける」と、新たなスタイルを確立していくという。