【WWE】WWE新王者のミズ 来週大会でラシュリーと初防衛戦決定

ミズ(左から2人目)をめぐりリング上は大紛糾(©2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ22日(日本時間23日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜のPPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」で「いつでもどこでも王座に挑戦できる権利」を行使して新WWE王者となったミスター「MITB」ことザ・ミズ(40)が、早くも窮地に追い込まれた。

策士ミズは前王者のドリュー・マッキンタイア(35)が30分を超えるEC戦を制して防衛を果たして疲労困ぱいとなっていた際にキャッシュイン。前US王者ボビー・ラシュリー(44)の乱入もあって、わずか28秒で新王者となっていた。

オープニングのコーナー「ミズTV」では大ブーイングの中、相棒のジョン・モリソン(41)から紹介されると「俺がWWEの象徴であり新王者のザ・ミズだ。どんなレジェンドも俺にはかなわない。レッスルマニア(4月10、11日)の主役は俺となるだろう」と図々しく所信表明した。

ここで王座交代の際、先に乱入して王者にダメージを与えたラシュリーとボスのMVP(46)がリングイン。MVPは「王座奪取をアシストしたラシュリーが次期挑戦者となるべきだ」と主張。ラシュリーは「お前に1時間の執行猶予を与える」と即王座戦を迫った。

1時間後、ラシュリーは戦闘態勢でリングイン。しかしミズはスーツ姿でモリソンを伴い登場するやアダム・ピアース・プロデューサー(42)に対し「俺にはあと1週間、時間が必要だ」と逃げ腰だ。すると左ヒザ負傷明けの巨獣ブラウン・ストローマン(37)も王座戦を主張。仲裁に最高幹部のシェーン・マクマホン(51)まで登場したから、事態は相当ややこしくなった。

結局、シェーンの裁定によりメインで巨獣とラシュリーが挑戦者決定戦を行うことになり、ラシュリーがスピアーで大逆転勝利。来週大会での挑戦を決めた。ラシュリーは試合後、ベルトで殴りかかってきたミズにもスピアーを決めてKO。逃げの一手を決めようとした新王者だが、わずか8日天下に終わる可能性は大となってきた。

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