巨人の2M超新人・秋広が初タイムリー含む2長打 開幕スタメンは「そのレベルにない」と謙虚

5回にも豪快な二塁打を放った巨人・秋広

規格外新人がいよいよ本領発揮だ。23日のヤクルトとの練習試合(浦添)で巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)が2二塁打を放った。

まずは4回、右腕・金久保の外角直球を逆方向の左中間に弾き返すと、俊足を飛ばし二塁へ。5回無死二塁からは、再び金久保の高め直球を中越えの適時二塁打だ。対外試合初の適時打に202センチ新人は「原監督にアドバイスをもらってからヘッドの出がすごい良くなって、ボールに対して真っすぐ、インパクトまで強くスイングすることができた」と振り返った。

宮崎で結果を残して沖縄行きを勝ち取ったが、直近4試合で9打数1安打と苦しんでいた。この日は5打数2安打1打点も「ここに来て疲れがきている」という若武者はコーチからの「休むのも仕事」との助言もあり、宿舎では回復に努めているという。

巨人では1959年の王貞治以来、62年ぶりの高卒1年目での開幕スタメンへ期待も膨らむ。背番号68は「今のままでは全然そのレベルに達していないので、もっと勉強して1日1日を大事に成長していきたいです」とキッパリ。頭の位置は人よりも高いところにあるが、その足はしっかりと地につけている。

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