【DDT】KO―D王座挑戦の樋口和貞「ベルト奪って秋山を止める」

悔しがるMAO(左)の前で勝ち名乗りを受けた樋口(中央)と征夫(右)

2冠取りに視界は良好だ。23日のDDT名古屋国際会議場イベントホール大会で、KO―Dタッグ王者組の「イラプション」樋口和貞(32)&坂口征夫(47)が「サウナ部」の竹下幸之介(25)&MAO(24)を下して、2度目の防衛に成功。樋口は秋山準(51)に挑むKO―D無差別級王座戦(3月28日、東京・後楽園ホール)に向けてはずみをつけた。

20日成増大会、21日前橋大会と前哨戦で連日苦杯をなめさせられたサウナ部にこの日も苦戦。序盤に坂口がMAOのエプロンでのパッケージドライバーで完全にグロッギー状態に陥ってしまう。

だがこのピンチに樋口が獅子奮迅の活躍を見せる。挑戦者組をパワーで圧倒すると、最後は蘇生した坂口の猛ゲキを受けて、竹下からブレーンクロースラムで3カウントを奪った。

これに坂口は「樋口1人で勝ったようなもん。(KO―D無差別級王座戦も)負けねえだろ、今日の試合見たら」とエール。樋口も「今日の防衛戦を乗り越えたことでまた一つ成長できた。秋山準、ハバ効かせてますけど、ベルトを奪って止めるのは自分」と、昨年末の「D王」リーグ戦における、わずか4分3秒での撃破劇に続く連勝に自信を見せた。

なお試合後には坂口のタッグ王座次期挑戦者を募る呼びかけに応じ、HARASHIMA(46)がリングイン。「僕と岡林裕二の『スマイルピッサリ』でどうでしょう」と、昨年大みそかの年越しプロレス、シャッフル・タッグトーナメントで優勝した大日本プロレス・岡林裕二(38)とのタッグで挑戦を表明。

これに坂口が「おもしれえ。楽しみに待ってるよ」と答え、両軍の激突は決定的となった。

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