大病経た”挑戦”花開く みやざき総合美展奨励賞・関さん

「第1回みやざき総合美術展」の自由表現部門で奨励賞を受けた関希代子さん=宮崎市清武町(感染症対策のため窓越しに電話インタビューをしています)

 脳腫瘍の大手術を乗り越えた関希代子さん(75)=宮崎市清武町=が「第1回みやざき総合美術展」(宮崎日日新聞社など実行委主催)の自由表現部門に出品、奨励賞に輝いた。受賞作は、自作短歌31首を添えた暦「万年日めくり 短歌カレンダー」。「びっくりしたけどうれしい。みんなの出品の励みになれば」と話している。
 関さんは2年半前、小脳に約5センチのがんが見つかり、16時間に及ぶ手術を受けた。リハビリを経て回復したが、目の焦点が合わず物が二重に見えたり、頭がふらついたりする後遺障害が残った。現在は同町の有料老人ホームに暮らす。

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