経験糧 同業者救いの手 宮崎市高齢者施設クラスター

感染予防のため利用者が個室で食事できるようにと「はーとねっと」に届けられたテーブル。岩切勝美さんは「介護崩壊の危機を救ってくれた」と感謝する=19日、宮崎市

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が1月中旬に発生した宮崎市の住宅型有料老人ホーム「はーとねっと弐番館」。最後の感染確認から3週間以上たち、日常を取り戻したが、その陰にはクラスターを経験した別の施設の支援があった。人員の派遣や物資の提供、「必ず終わりが来る」という励まし…。同ホームを運営する岩切勝美さん(52)は「介護崩壊の危機を救ってくれた」と感謝の言葉を口にする。

© 株式会社宮崎日日新聞社