トヨタ、Woven City 始動 将来2,000人以上が暮らす実証都市へ

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と、トヨタグループでソフトウェアを中心としたさまざまなモビリティの開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社(以下、ウーブン・プラネット)は2月23日、新たなまちづくり構想である「Woven City(ウーブン・シティ)」の建設開始にあたり、地鎮祭を実施した。

■「富士山の日」に Woven City 始動

地鎮祭は、建設地であるトヨタ自動車東日本(以下、TMEJ)東富士工場跡地に隣接する旧車両ヤードで実施。来賓には川勝 平太静岡県知事や髙村 謙二裾野市長など地元から来賓を招き、トヨタの豊田 章男社長、ウーブン・プラネットのジェームス・カフナーCEO、TMEJの宮内 一公社長などの関係者も出席し、建設工事の安全を祈願した。

豊田社長は、「本日、『Woven City』プロジェクトが正式にスタートしました。決めたことを決めた通りに進めるということは、簡単なことではありません。これまで多大なるご支援、ご協力を賜りました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。『ヒト中心の街』、『実証実験の街』、『未完成の街』が『Woven City』のブレない軸です。多くの仲間とともに、多様性をもった人々が幸せに暮らすことができる未来を創造することに挑戦いたします」とスピーチを行った。

スピーチを行う豊田章男社長
(トヨタ グローバルニュースルームより)

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