ペレスがレッドブル・ホンダF1で初走行。新車『RB16B』のシェイクダウンに先立ち、2019年型マシンで2日間のテスト

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 レッドブル・ホンダF1に加入したセルジオ・ペレスが、2月22日と23日、2019年型車『RB15』を使い、同チームでの初のテストを行った。

 2021年に加わったペレスにマシンや手順、スタッフたちに慣れる機会を与えるため、レッドブルは今週2日間にわたり、イギリス・シルバーストンで旧型車を使ったテストを実施した。月曜朝は激しい雨が降り、気温が低かったことから、走行開始は午後まで待たなければならなかったが、ペレスはシート合わせの最適化やペダルの調整のためにショートランを繰り返しながら、操作手順を確認していった。

 テスト2日目の火曜日には、長めのランを走り、レースウイークエンドのシミュレーションに取り組んだ。

レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが2019年型『RB15』でテスト(シルバーストン)

 レッドブルでの初走行を終えたペレスは「最高だった」と語っている。
「マシンに僕の名前が入っているのを見ると特別な気持ちになる。間違いなく夢が実現したと感じるんだ」

「シミュレーターで操作に慣れるための作業をたっぷり行ってきた。快適にマシンをドライブするという点で進歩しているので、それについては満足している」

「マシンのすべてが今までとは全く違う。F1カーであることに変わりはないが、シートポジションが違うし、ステアリングホイール、ブレーキ、ボタン、手順、エンジン、パワーデリバリー、トルク、そういったものすべてが違うんだ。このチームに大きなポテンシャルを感じる」

「これまでたっぷり準備を行ってきた。何日もシミュレーターに乗り、操作に慣れ、あらゆることを克服するために取り組んできた。繰り返しになるけれど、すべての手順に慣れることができ、そこから学び、さらに改善していくことができたので、ここまでの成り行きには満足しているよ」

レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが2019年型『RB15』でテスト(シルバーストン)

 2021年はプレシーズンテストが3日間に減らされたため、旧型車であっても、走行する機会は非常に貴重なものになる。テストは3月12日から14日にバーレーンで実施され、28日には同地で開幕戦が開催される。

「コクピット内で快適に感じられることは重要なことなんだ。バーレーンに着いた時点で、いいパフォーマンスを発揮することに集中できるからね」とペレスは言う。

「(プレシーズンテストでは)1日半しか走れない。ここで周回数を多く重ねることができれば、それだけバーレーンでの初テストへの準備をしっかり整えることができるんだ」

レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが2019年型『RB15』でテスト(シルバーストン)

 マシンに乗ることの他に、ガレージでチームと過ごす機会を持てたことも重要だとペレスは考えている。

「こういうテストデーを経験できるのはとても大事なことだ。チームスタッフ、担当エンジニアについてよく知る機会になる。僕がマシンについて説明するやり方は彼らが慣れている形とは違うし、その逆もそうなので、テストデーは会話をよりスムーズにすることにつながる」

「大勢の人たちの顔を認識できるようになってきたし、皆と一緒に笑い合える関係にもなってきている。ここにいるのは全員レーサーだ。レースの環境にいるときの方がより快適に感じるんだ」

レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが2019年型『RB15』でテスト(シルバーストン)

『RB15』での2日間のテストが終了し、24日には2021年型マシン『RB16B』のシェイクダウンが行われる。レッドブルはフィルミングデーとしてニューマシンを走らせ、ペレスとマックス・フェルスタッペンふたりが初めて『RB16B』のステアリングを握ることになる。

 レッドブルは23日、2021年型『RB16B』の画像を正式に公開した。

レッドブル・レーシングの2021年型マシン『RB16B』