番記者が開幕ロースター予想【有原所属のレンジャーズ編】

メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の開幕ロースター26人を予想している。有原航平が所属するレンジャーズの担当はケネディ・ランドリー記者。近年低迷が続いているレンジャーズは今オフ、エースのランス・リンや看板選手だったエルビス・アンドルースをトレードで放出するなど、チーム再建への動きをさらに加速させている。大きく負け越すことが確実な今季、レンジャーズはどんなメンバーで開幕を迎えるのだろうか。

ランドリー記者の予想は投手13人、野手13人の合計26人。有原はカイル・ギブソン、デーン・ダニング、マイク・フォルティネビッチ、コルビー・アラードとともに先発ローテーションの一角に名を連ねている。ランドリー記者は「ギブソン、有原、フォルティネビッチの3人はローテ入り確実」と予想。残りの2枠はダニングとアラードのほか、カイル・コディ、テイラー・ハーンといった若手投手たちが争うことになる。

ブルペン8枠はホゼ・レクラーク、ジョナサン・ヘルナンデス、ジョエリー・ロドリゲス、ブレット・マーティン、ヤン・ヒョンジョン、ジョーダン・ライルズ、ウェス・ベンジャミン、ジョシュ・スボーツという顔ぶれ。ヤンとライルズの2人はオープン戦の出来次第ではローテ争いにも絡んでくる可能性がある。

捕手はホゼ・トレビーノ、ジョナ・ハイムの2人体制との予想だが、ベテランのドリュー・ビュテラもマイナー契約でチームに加わっている。昨季デビューして強打を披露したサム・ハフはマイナースタートが濃厚だ。

内野は一塁ネイト・ロウ、二塁ニック・ソラック、三塁ルーグネッド・オドーア、遊撃イサイアー・カイナーファレファの4人がレギュラーになるとの予想。一塁のロウはロナルド・グーズマンとの争いになる。正二塁手の座を剥奪されたオドーアは有望株ジョシュ・ヤングが昇格するまでのあいだ、三塁を守ることになりそうだ。

外野は左翼デービッド・ダール、中堅レオディ・タベラス、右翼ジョーイ・ギャロの3人。指名打者にはウィリー・カルフーンが入る。ただし、ランドリー記者は「新加入のクリス・デービスとダールがともに活躍した場合、ダールが中堅に入る可能性もある」と述べている。ベンチはデービス、グーズマン、アンダーソン・テヘダの3人という予想になっているが、マイナー契約のチャーリー・カルバーソンやブロック・ホルトもユーティリティ性を武器にベンチ入りを狙っている。

© MLB Advanced Media, LP.