有村架純、「コントが始まる」で共演の菅田将暉に信頼感。「あらゆる状況を瞬時に受け入れて対応できる方」

日本テレビ系で4月スタートの連続ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10:00、開始日未定)に出演する有村架純が、共演者についてや、クランクインを前にした現在の心境を語った。

菅田将暉が主演を務める本作は、「あのころ」に思い描いていた「大人の自分」とはまるでかけ離れた「大失敗」な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その「失敗」をしたからこそ出会う人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う、その生きざまを描いた、金子茂樹氏脚本による青春群像劇。

菅田をはじめ、この世代を代表する有村、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音という豪華なキャスト陣が集結。高岩春斗役の菅田、朝吹瞬太役の神木、美濃輪潤平役の仲野は、売れないお笑い芸人のトリオ・マクベスを組んでおり、そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウェイトレス・中浜里穂子を有村、その妹・中浜つむぎを古川が演じる。

2015年放送の「永遠のぼくら sea side blue」以来、久々の同局のドラマ出演となる有村は、「『永遠のぼくら』はスペシャルドラマだったのですごく久々で楽しみです。実は、福井(雄太)プロデューサーは10代の時にお世話になっていて、その頃、次に私と一緒に仕事をするのは『有村さんが30歳になってからだ』とおっしゃっていたのをすごく覚えています。今28歳なので、少しフライングする形ではありますが、その時に話していたことが、ようやくここで実現したことがすごく個人的には感慨深いです。なので、久々の日テレドラマを福井さんとやれるっていうことが、とても個人的には意味があると思っています」と福井プロデューサーとの縁を明かす。

同世代がそろった共演者の中で、菅田については「あらゆる状況を瞬時に受け入れて対応できる方だと思いますし、芝居にしてもそうじゃない部分にしても受け入れ態勢がしっかりされているので、こちらとしてもすごく安心感がありますし、人を否定しないところもとてもすてきな役者さんだと思います」とコメント。

さらに「神木くんは、共演回数もとても多くて、好奇心旺盛で、自分の好きなものに対しての探求心がすごいですし、だからこそ、芝居になった時に自分の役柄について細かいニュアンスをすごくプラスで足してくる方なので、そういったところがとても面白い役者さんだなぁと思います。太賀くんは初めてご一緒しますが、とても聡明で優しい方な印象があったので、これから知っていくのが楽しみです。琴音ちゃんは、ほかの作品でもご一緒しているんですが、声がとてもすてきで聞いていて心地いいです。お芝居をする上で声ってものすごく大切だと思うんですね。きっとポテンシャルが高い方なんだろうと思うので、その奥行きをもっと知っていければなと思っています」とそれぞれの印象を伝える。

また、キャラクターと同じ28歳という年齢での本作への出演となるが、「28歳」という年齢に対しては「きっと、社会経験もそれなりにあって、大きな挫折や失敗を一度は経験していてもおかしくない年齢なのかなと思います。理想だけではなく現実とも向き合い始める年代になっていて、そうなった時に物事に対して臆病になったり、心が凝り固まっちゃうような年齢に差し掛かっていると思います。きっと、いろんなものや人と出会うことで、少しずつ何かが解れたりしながら、人生の小さな光を見つけ始める年齢なのかなと思います」と自身が感じているイメージを語る。

そして、クランクインを前に「まだ台本も製本されていないバージョンで読んだので、これからブラッシュアップされるでしょうし、役柄についても正直まだ真っさらな状態ではあるので、そこをもっとしっかりクランクインまでに準備をしたいなと思いながら、同世代でお芝居ができるのが楽しみでもありますし、心がきゅっとなってしまったところをかすかな振動で揺らしながら緩めていく…。そういった手助けができる作品になれるように、自分たちがまず楽しんでいけるように頑張りたいなと思います」と作品への思いを巡らせている。

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