番記者が開幕ロースター予想【澤村所属のレッドソックス編】

メジャーリーグ公式サイトでは各球団のビートライター(番記者)が担当球団の開幕ロースター26人を予想している。澤村拓一が所属するレッドソックスの担当はイアン・ブラウン記者。昨季投手陣が崩壊したことを受け、チーフ・ベースボール・オフィサーのチェイム・ブルームは投手陣のグレードアップを中心に今オフの補強に取り組んだ。アンドリュー・ベニンテンディのトレード、ダスティン・ペドロイアの現役引退といったニュースもあったが、レッドソックスはどんなメンバーで開幕を迎えるのだろうか。

ブラウン記者の予想は投手14人、野手12人の合計26人。アレックス・コーラ監督はオープン戦でクローザーの座を争わせる方針であり、澤村はマット・バーンズ、アダム・オッタビーノとともにクローザー候補の1人に挙げられている。この3人にダーウィンソン・ヘルナンデス、ジョシュ・テイラー、マット・アンドリース、ライアン・ブレイシア、フィリップス・バルデス、オースティン・ブライスを加えた9人が開幕ロースター入りを予想されている。

先発はエドゥアルド・ロドリゲス、ネイサン・イバルディ、ギャレット・リチャーズ、マーティン・ペレス、ニック・ピベッタの5人。新型コロナウイルス感染に起因する心筋炎で昨季を全休したロドリゲスの回復具合がポイントとなる。タナー・ハウクを加えた6人制ローテが採用される可能性もある。なお、トミー・ジョン手術からのリハビリを続けているクリス・セールはシーズン中盤に復帰予定だ。

野手でポジション争いが行われそうなのは一塁くらい。昨季デビューして強打を見せたボビー・ダルベックと2019年にデビューして18本塁打を放ったマイケル・チェイビスの競争となる。捕手はクリスチャン・バスケスがレギュラー、ケビン・プラウェッキーが控え。二塁にはエンリケ・ヘルナンデスが入り、三塁はラファエル・デバース、遊撃はザンダー・ボガーツが不動のレギュラーとして君臨している。

外野はジャッキー・ブラッドリーJr.との再契約がなければ、左翼フランチー・コルデロ、中堅アレックス・ベルドゥーゴ、右翼ハンター・レンフローが基本の布陣となる。指名打者は強打復活を目指すJ・D・マルティネス。そして、最後の1枠には内外野の全ポジションを守るスーパー・ユーティリティのマーウィン・ゴンザレスが入る。

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