朝鮮の情報サイトが論文 日本の独島「領有権」主張を指弾

 朝鮮の金日成放送大学が運営する情報サイトわが民族講堂は2月22日、「日本の独島強奪野望の反動性」と題した、リ・ヨンナム名の論文を公開した。

 論文は、「最近になってより露骨になる日本の反動層の独島『領有権』論は、歴史的にも国際法的に全く根拠がないひとつの亡滅した説であり、最も悪辣な領土強奪野望で一貫する反動的な侵略論理である」と断じた。

 論文は、「独島強奪野望の反動性」を二つの体系に整理し、「日本の独島 「領有権」強奪野望の反動性は第一に、朝鮮に対する最も悪辣な植民地支配政策の直接的産物」で、「日本の独島 「領有権」強奪野望の反動性は第二に、日本が今直面している深刻な政治軍事的及び経済的危機を解消してみようとする極めて危険な侵略論」であると指弾した。

 論文は、「これまで日本が主張する独島 「領有権」を「裏付ける」根拠は1905年2月22日に発布した『島根県告示第40号』である」と指摘、「島根県告示第40号」がでっち上げられた過程を詳細に記し、「島根県告示第40号」は「朝鮮に対する侵略と植民地支配のために既に作成された『時刻表』に基づいてとられた計画的なものであった」と結論付けた。

 また論文は、「日本の体質化された対米追従は彼らの『政治大国』を実現するうえでの最大の傷になっている。この根本的な弱点を隠し、それを正当化するために、日本の反動層はアジア太平洋地域で絶え間ない領土紛争を引き起こしており、その問題を『解決』する過程を通じて自己の『位相』を高めようと策動している」と指摘した。

 続けて論文は、日本反動層の独島強奪策動の目的は、資源争奪とともに、より重きを置いているのは軍事的目的であるとしながら、「日本の反動層は独島を紛争地域にして強奪しようとしているだけではなく、独島問題を朝鮮再侵略の導火線にしようとしている」と指弾した。(了)

論文「日本の独島強奪野望の反動性」の全文を資料欄に載せます(25日午前予定)

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