“上級国民”批判招いた石原伸晃氏が公務復帰も「後遺症を詳らかにして」の声

石原伸晃氏

新型コロナウイルス感染判明後、即入院したことで「上級国民か!」と批判されていた自民党の石原伸晃元幹事長(63)が24日、公務復帰。しかし周囲の目は厳しいままだ。

石原氏はこの日、ツイッターを更新し、議員会館の室内からとみられる動画を投稿。「皆様、大変ご心配とご迷惑をおかけしましたが、今日から公務を復帰させて頂きました。医療従事者の方には大変お世話なりました」と報告した。

続けて「残念ながら後遺症は残っておりますが、なんとか頑張って、これからも国家・国民のために働かせて頂ければと考えています」と25秒の短い動画で、現状を報告した。

石原氏は先月22日、新型コロナ感染が判明し、発熱やせきなどの症状はなかったものの心臓に既往症があるため、大事を取って入院。当時、症状があっても入院できない人が多かったため、石原氏には「上級国民の特権か」「特別扱い過ぎる」と批判されていた。

その後、石原氏は同月31日に「病床のひっ迫にも鑑み、完治には至っておりませんが、自宅療養に切り替えることとしました」と退院し、自宅療養に入った。

約3週間を経て、この日、現場に戻ったことになるが、「後遺症は残っている」としたため、ネット上では「後遺症とは具体的にどういったものでしょうか?」「後遺症などを詳らかに世に出し、今後のコロナ対策の迅速化に努めてください」などと退院祝いではなく、情報公開を求められる始末だった。

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