エアトリ、「エアトリチケット」を運営するナショナル流通産業の全株式を譲渡

エアトリは、金券ショップ「エアトリチケット」を運営するナショナル流通産業の全株式を、「チケットキャビン」を運営するキャビンに譲渡することで、基本合意した。

エアトリグループの事業ポートフォリオの分散と再構築の一環として売却するもので、エアトリの旅行、Wi-Fiレンタル、ヘルスケア事業やマーケティング支援での業務提携にも合意した。

ナショナル流通産業は、大阪・兵庫・香川に金券ショップ9店舗を展開し、各種商品券や旅行券などを販売しているほか、エアトリへチケット類を販売している。2017年には旧ナショナル流通産業が多額の負債により民事再生手続きを開始し、2019年6月に旧エボラブルアジアが、ナショナル流通産業を新設し、旧ナショナル流通産業から事業譲渡を受けた後、株式交換で子会社化した。キャビンも同様に、関西や首都圏で金券ショップ事業を展開している。

ナショナル流通産業の2020年12月期の業績は、売上高77億9,500万円、営業損失3,017万円で、純損益は541万円の黒字だった。

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