「愛の不時着」ソン・イェジン主演映画をはじめ、2000年代を中心とした韓国映画の“再上映特集”が決定!

毎年秋にシネマート新宿、シネマート心斎橋で実施される劇場発信型映画祭「のむコレ」に先駆け、3月19日(金)より「のむコレ番外編 韓国映画チェケボン トゥクチブ」の開催が決定!「チェケボン トゥクチブ」とは韓国語で「再上映特集」のこと。

1997年から2012年までに公開された韓国映画の中から、選りすぐりの作品がラインナップされている。

豪華俳優共演のクライムアクション

1997年公開の『ナンバースリー』は、『シュリ』のハン・ソッキュ、『パラサイト 半地下の家族』ほか韓国を代表する名優のソン・ガンホ、『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクが競演したヤクザの派閥抗争と検事の戦いを描いたアクションムービー。

チェ・ミンシク、『神と共に』シリーズ主演のハ・ジョンウ、『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌン、『悪人伝』のマ・ドンソクら豪華俳優陣が競演した、裏社会での生き残りをかけた男たちの攻防を描いた『工作 黒金星と呼ばれた男』のユン・ジョンビン監督『悪いやつら』や、大人気シリーズとなり続編も作られたチョ・スンウ、キム・ヘス共演の『タチャ イカサマ師』がラインナップされている。

実話/実在の人物を基にしたハードボイルド作品

『ディヴァイン・フューリー/使者』のアン・ソンギ、『殺人の追憶』のキム・サンギョン、『王の男』イ・ジュンギ共演『光州5・18』は、タイトル通り『タクシー運転手』、『1987、ある闘いの真実』でも描かれた1980年5月に起こった、学生や市民らによる民衆蜂起「光州事件」を題材とした作品。

金日成(キム・イルソン)暗殺を命じられた特殊部隊の過酷な訓練と彼らの行く末を描いた名優ソル・ギョング主演『シルミド』もまた、1971年に起こった「実尾島(シルミド)事件」を基にして描かれた映画。いずれも韓国では大ヒットを記録した。

『力道山』は、1950年代、日本プロレス界で一大ブームを巻き起こした力道山をソル・ギョングが体重を増やし熱演。中谷美紀、萩原正人らが共演として名を連ねる。

時代を超える名作ドラマ

「愛の不時着」で社会現象を巻き起こしたソン・イェジン主演、キム・ジュヒョク共演の『妻が結婚した』のほか、キム・ボラ監督『はちどり』など女性監督の活躍目覚ましい現在、その先駆けとも言えるチョン・ジェウン監督、ぺ・ドゥナ主演の『子猫をお願い』も登場。

『子猫をお願い』ⓒ2001 Cinema Service Co., Ltd., Masulpiri Pictures, All Rights Reserved

本国でも大ヒットを記録、恋愛映画の名作として語り継がれる『建築学概論』、主演チョ・スンウに大鐘賞主演男優賞をもたらし、二宮和也主演でドラマリメイクされた『マラソン』も上映される。

その他、パク・ヨンハ主演のスリラー『作戦 The Scam』、ヨム・ジョンア主演のラブストーリー『私の生涯で最悪の男』、チョン・ウソン主演の武侠アクション『レストレス~中天~』、ハン・ソッキュ主演のコメディ『ミスター主婦クイズ王』らがラインナップ。


日本で上映された名作韓国映画と、韓国映画の現在へと続く歩みを一挙に振り返ることができる。「のむコレ」上映作品の選定に携わるシネマート新宿/心斎橋 番組編成担当、野村武寛氏のコメントは以下の通り。

毎年秋に恒例の「のむコレ」を開催しています。今年も準備をしておりますが、2年前の「のむコレ」で『王の男』を上映した時、当時この映画をご覧になった方はもちろんですが、再上映ということを知らないで映画をご覧にお越し頂けました、その反応がとても刺激的で、驚きました。それ以来こういった映画を上映ができないかと試行錯誤しておりましたが、今回ツインさんのご協力のもと、自社作品をあわせ、この企画が実現できました。
タイトルもパンチがあるものがいいと考えて韓国語を混ぜてみました。名付けて「チェケボン(再上映)トゥクチブ(特集)」(笑)。懐かしい映画をそろえています。当時映画をご覧になった方も、初めての方も韓国映画のすばらしさを体感してほしいです。

シネマート新宿/心斎橋 番組編成担当:野村武寛

「のむコレ番外編 韓国映画チェケボン トゥクチブ」
3月19日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて開催

『建築学概論』
『光州5・18』
『子猫をお願い』
『作戦 The Scam』
『シルミド』
『タチャ イカサマ師』
『妻が結婚した』
『ナンバースリー』
『マラソン』
『ミスター主婦クイズ王』
『力道山』
『レストレス~中天~』
『私の生涯で最悪の男』
『悪いやつら』

(全14作品)

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