具志川商選手「スタートライン」「いい準備を」センバツ対戦相手決まり意気込み

 3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会に初出場を決めた具志川商野球部のメンバーが24日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた。粟國陸斗主将と島袋大地副主将、喜舎場正太監督、末吉昇一部長、県高野連の岩﨑勝久会長がそれぞれ応援への感謝や大会の抱負を述べた。

 1月29日に戦力以外の要素を加味する21世紀枠での出場を決め、23日の抽選会で同じ21世紀枠で選ばれた八戸西(青森)との初戦が決まった。一夜明けて粟國主将は「実感が湧いてきた。データを調べながらどう相手の隙を突くか皆で考えたい。いい準備をしていく」と意気込みを見せた。

 県内の至る所にポスターなどで応援が呼び掛けられていることに島袋副主将は「頑張れというメッセージを実感している。甲子園はスタートラインに立っただけ。一戦必勝で行きたい」と気を引き締める。喜舎場監督は「一日でも多く紙面に取り上げられて、県民に喜んでもらいたい」と活躍を期した。

 言葉を受けた琉球新報社の玻名城泰山社長は「日頃の練習で培った機動力、気持ちを含めたパワーを存分に発揮して、高校野球の新たな一ページを切り開いてほしい」とエールを送った。

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