J1昇格へ「開幕戦から結果を」 V長崎・髙田社長ら 開幕前に県や長崎市訪問

中村知事と談笑するV長崎の髙田社長(中央)ら=県庁

 サッカーJ2リーグが27日に開幕するのを前に、V・ファーレン長崎の髙田春奈社長らが24日、長崎県庁を訪れ、J1昇格への意気込みを語った。
 V長崎は昨季、序盤で首位に立ちながらも最終的に3位で昇格を逃した。これを踏まえ、吉田孝行監督は「42試合を終えたときの順位が大事」、秋野央樹主将は「期待に応えられるような結果を開幕戦から出したい」と抱負。髙田社長は、コロナ禍でファンと選手が触れ合う場が減っている中、今シーズンからエスコートキッズが復活することを紹介して「選手にも協力してもらって、少しずつ交流の場を増やしたい」と運営面でも意欲を示した。
 応対した中村法道知事は「27日は私もしっかり応援したい」と激励。今季のユニホームをプレゼントされると、早速着用して笑顔を見せた。
 この日は長崎市役所も訪問。髙田社長は、マスコットキャラクターのヴィヴィくんをあしらったランドセルカバーや婚姻届受理証明書など市の取り組みに感謝を述べて「引き続き平和活動にも力を入れたい」と続けた。田上富久市長は「V長崎のおかげで皆さんが平和活動を身近なものに感じてくれるようになった。大きな変化」と喜んでいた。
 V長崎の開幕戦は27日午後2時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、昨季18位の金沢と対戦する。

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