卓球・新大会WTT中東シリーズ 中国選手が参加キャンセル

中国卓球協会は、3月上旬にカタール・ドーハで開催予定のWTT中東シリーズに中国チームが出場しないことを明らかにした。

中国チームは不参加に

WTT中東シリーズとは、ITTFによって2021年からワールドツアーに代わって行われる新大会WTTのカタール・ドーハで開催される大会のことだ。

2月28日~3月6日でWTTコンテンダー、3月6日~3月13日でWTTスターコンテンダーがそれぞれ行われる。中国選手も許昕(シュシン)や孫穎莎(スンイーシャ)らがエントリーしていたが、ここに来てキャンセルとなった。

写真:許昕(中国)/提供:ittfworld

中国卓球協会の秦志戬氏は、「世界的なパンデミックの状況が続いているため、五輪までは中国以外の国に卓球選手を派遣することができません。私たちはWTT参加実現のために全力を注いできましたが、悲しいことにWTT中東シリーズへの参加をキャンセルしなければならなくなりました」とコメントしている。

WTTのイベント戦略ディレクターであるStephen Duckitt氏は「中国の中東シリーズからの撤退は残念ですが、状況は理解できます。我々は関係者全員の安全を確保するために、カタール卓球協会や地元当局と緊密に協力していきます」と述べている。

今回のWTT中東シリーズには日本からは、張本智和(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)らが参戦を予定している。

文:ラリーズ編集部

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