「ある愛の詩」「危険な情事」…名作が新配信サービスで次々ドラマ化 世界展開目指す

パラマウント映画の大ヒット作「ある愛の詩」(1970年)や「フラッシュダンス」(83年)、「危険な情事」(87年)など5作品を来月開設される米動画配信サービス「パラマウント+」がドラマシリーズとして制作を進めていることが分かった。

同映画会社などを傘下に持つ米メディア企業大手、バイアコムCBSが24日発表した。

パラマウント+ではジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートン・ジョン共演の青春ミュージカル映画「グリース」(78年)のドラマ化や、映画史に残る名作「ゴッドファーザー」(72年)の舞台裏を描くドラマシリーズ「ジ・オファー」の制作・配信がすでに報じられている。

同配信サービスに作品を供給するパラマウント・テレビジョン・スタジオのニコール・クレメンス社長は米誌「ハリウッド・リポーター」(電子版)のインタビューで、FOXチャンネルの「ウォーキング・デッド」やHuluの「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のような絶対的な看板番組を制作することが目標だと語った。

今回ドラマ化が決まった5作品の残りはアラン・J・パクラ監督の「パララックス・ビュー」(74年)とマイケル・ケイン主演のミニミニ大作戦」(69年)だ。

パラマウント+は3月4日、これまで「CBSオールアクセス」として展開してきた動画配信サービスの後継として新たに開設され、米国とカナダ、南米でサービスを開始する。その後は世界展開を目指すとしている。

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