岸井ゆきのが「赤ずきん」で5役を演じ分け

岸井ゆきのが、NHK Eテレで3月1日に放送される「おはなしのくに」(午前9:05)に出演。無邪気な赤ずきん、優しいお母さん、病気のおばあさん、勇敢な狩人、ずる賢いオオカミの5役を演じ分ける。

同番組は、世界に語り継がれてきた名作を、俳優が一人芝居で演じる、幼稚園、保育所~小学校3年生に向けた教育番組。1990年の放送開始から31年目を迎える長寿番組だ。3月の放送では、アニメや映画は見たことがあっても、原作は読んだことがないという子どもが増えているという学校現場の声に応え、昨年放送が始まった“海外の名作シリーズ”の新作「赤ずきん」(グリム童話)を届ける。

本作で、岸井は、オオカミにペロリとひと飲みにされ、最後は狩人に助けられる「赤ずきん」の話はよく知られているが、オオカミをやっつけたのは、本当は赤ずきんだった!? 愛くるしい赤ずきんはもちろん、オオカミに豹変(ひょうへん)するひとり芝居に目がくぎ付けになること間違いなしだ。

岸井は「複数の役を一度に演じるのは初めてだったので不安もありましたが、自分1人でやることによってオオカミや狩人、役それぞれの個性を見つけることができて楽しかったです。たくさんの役を演じ分けるため、姿勢や表情には気を付けていましたが、自分の音域は超えられないので、安定して声が出せる範囲でできるだけ低くて面白い音を意識してオオカミの声を演じました」と役の演じ分けについて明かす。

そして、子どもたちに向けて「生きていくには危険や誘惑がたくさんあります。そんな時、赤ずきんのように強い心で立ち向かってくださいね!!」とメッセージを寄せている。

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