【大相撲】3月場所へ気合十分・正代「親方が変わったから成績に響いたとか言われるのはしゃく」

稽古で豊山(右)と相撲を取った正代

大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で2度目の優勝を目指す大関正代(29=時津風)が25日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。先代師匠(元幕内時津海=47)の引退を受けて、部屋を継承した時津風親方(35=元幕内土佐豊)による新体制がこの日からスタート。新師匠が見守る中、幕内豊山(27)と相撲を9番取って8勝1敗だった。

正代によれば、22日に前師匠の処分が正式決定後、時津風親方からあいさつや今後の方針に関する説明があったという。若い衆を集めた場には顔を出さず、個別で話す機会があった正代だが「(師匠が代わっても)やり方とか変わるわけじゃない。今のところまだ分からないけど、特別な感じはない。これから分かってくると思う。落ち着いて対応できたらいい」と、自然体を貫くつもりだ。

また、新師匠が自主性を重視することについても「そこは前師匠と変わらない。自分は自分なりに考えてやっていけたら」と話す。一方で3月場所に向けては気合十分で「親方が変わったから成績に響いたとか言われるのはしゃくなので、言われないように頑張らないといけないですね」と意気込みを語った。

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