「みんかよ音楽祭」が初の野外開催 佳山明生、三城ゆり子、藤井香愛ら全13組が東日本大震災復興に向けて歌でエール

演歌・歌謡曲の新しい情報を毎月無料で全国に届けている月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」(発行人・安松明)が主催の「みんかよ音楽祭」が25日、東京・豊島区の池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアターで開かれた。

今回は「東日本大震災追悼スペシャル」と銘打ち、2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年がたち、同震災復興に向けて歌でエールを送りたいとして行ったもので、佳山明生(69)をはじめ、Yukari大輝とまゆみ佐藤千枝子浅井利奈一城あきらL.B.バービーズ沢田ミヨ友貴一彰キソン藤井香愛Nobby三城ゆり子の全13組が出演。
毎回、東京・南大塚ホールで開催している同音楽祭が、初めて野外にステージを移して実施。

今回は、出演者の一人、三城ゆり子が、東日本大震災のときに地元・茨城県が被災して、人一倍心を痛めたため、「歌手としてできることは、歌で復興支援をしていくこと」。そして、間もなく同震災発生後、丸10年の節目を迎えるにあたって、「これからは〝被災地〟という呼び方をするのではなく、〝復興地〟という呼び方をしてさらに皆さま方にエールを送り続けていきたい」と考え、「みんなの歌謡曲」とタイアップして企画されたもの。

出演者全員で『花は咲く』を大合唱

司会者・ナナオの司会・進行でスタート。出演者全員で『花は咲く』を大合唱してオープニングの幕を開け、歌手を代表して佳山が「今日は、われわれ歌手全員が全力投球で歌います。コロナや地震などいろんな禍がある中、このひとときだけでもわれわれの歌を聴いて元気を出していただけたらいいかなと思って駆けつけてまいりました。最後まで一生懸命歌いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします」とあいさつ。

熱唱する三城ゆり子

出演順に、大輝とまゆみが『泣けなくなるまで』、佐藤が『生きる…夢ふたたび』、浅井が『六本木 Night』、一城と浅井のデュエット曲『愛の彩の中で…』、L.B.バービーズが『お願い! マスター』、沢田が『松本の夜』、友貴が『哀しみの雨』、キソンが『大邱の純情』、藤井が『その気もないくせに』、Nobbyが『おにぎり』、三城が『松五郎心情記』などを歌唱。

熱唱する藤井香愛

最後はトリの佳山が、大ヒット曲『氷雨』や新曲『霧笛が泣いて…横浜』などアンコールを含めて6曲を熱唱。約3時間にわたって全員で全31曲を披露し、老若男女の演歌・歌謡曲ファンを存分に楽しませた。

熱唱する佳山明生

なお、この日の入場料&CD売り上げの一部が、出演者を代表して三城から彼女の出身地である被災地・茨城県の福祉協議会等に東日本大震災復興支援のために寄付される。

(提供:サンニュース)

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